「余命幾ばくかの占い師を信じ込んで課金を続けてしまった」「不安や危機をあおられるあまり、占い師への返信を続けた」
インターネットを通じて占ってもらったのに、このような結果が続くと「騙されているかも?」と感じると思います。実は詐欺占いサイトに騙されている可能性があります。
今回は「ミライ開運」という詐欺占いサイトの実例を元に、詐欺の手口や返金方法をお知らせしていきます。
ミライ開運の手口
ミライ開運が行う詐欺の手口とは、以下のような特徴が挙げられます。
- 人生最大の危機を回避して数億円を手に入れられる
- 余命数ヶ月の占い師が鑑定を行う
- 占いにより確実に宝くじが高額当選すると伝える
「人生最大の危機」や「余命数ヶ月の占い師」など、利用者の心情を不安にさせるキーワードを盛り込んできます。併せて宝くじの高額当選が確実とも伝え、感情を揺さぶります。
騙された人の実例
では、ミライ開運に騙された人の実例とは?
- 余命わずかな占い師を信じ続け大金を失った
- 毎日の運勢占いに翻弄され課金を続けた
- 大金が当たることを信じ返信を続けてしまった
利用者の心情を揺さぶりながら、運勢や大金入手が近いことを伝えてくるそう。
結果、多額の課金を行ってしまい、意気消沈してしまう方もいらっしゃったようです。
占い詐欺サイトのチェックポイント
詐欺を行う占いサイトには、ハッキリとした特徴があります。
利用する前に調べてみてください。
- 住所の所在地に会社が存在しない
- 課金額がワンパターン(1p=10円)
- 登録後に鑑定をしつこく勧めてくる
- 宝くじの高額当選が確実と断定
ミライ開運から返金するには?
以上の内容からミライ開運は詐欺占いサイトと断定できますが、失ってしまったお金を取り戻すことは可能でしょうか?
詐欺に関しては原則、詐欺を主張した側に「証拠」の提出義務が発生します。
「証拠」とは占い師とやりとりを行ったメールなどのテキストやスクショ(写真)であり、同じ時間帯に同じような鑑定内容が届いていた場合は、占いを行っていないと判断できます。
しかしこのような証拠を完全に揃えるのは難しいため、詐欺の立証は難しくなっています。
また、占い詐欺から返金するための選択肢は3つあります。
- 警察
- 消費者センター
- 司法書士又は弁護士
警察は民事不介入なので、返金の相談には乗りません。警察に詐欺の相談を行っても、詐欺業者を逮捕することは不可能に近いと言えます。
消費者センターは返金の相談に乗ってくれますが、証拠の収集や場合によって、対応して貰えない場合もあります。
司法書士は140万円以上の被害額を取り扱うことはできません。
弁護士事務所は、証拠の収集も手伝うことが可能で、事案に慣れた法律事務所であれば、手続きも円滑です。このため、返金実績のある弁護士事務所に依頼するのがよいでしょう。
詳細な相談をしたい場合や、必ず借金を取り戻したいという方は、占い詐欺サイトの返金に強い弁護士事務所にお問い合わせください。
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